みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
昨年、2019年は、陸マイラーにとっては改悪情報が多く出回る年となってしまいました。
特に、ANA VISA/マスターカードを発行する三井住友カード関連は、多くの改悪が発表されました。
それにより、多くのANA陸マイラーがメインカードにしているであろうANA VISAワイドゴールドカードをはじめとするANA VISA/マスターカードの最大還元率が今後どうなっていくのかということに関して解説していきたいと思います。
これまでのANA陸マイラーにとってのメインカード
これまで、ANA陸マイラーに最もおすすめのカードとなっていたのが、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードでした。
このカードについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
最大還元率1.648%であったワケ
このカードの最大の強みは、コスパの高さでした。
年会費割引を最大限活用することで¥9500+税になり、その上で、最大マイル還元率が1.648%と、非常に高い最強のカードでした。
この1.648%を実現してきたポイントとしては、前年度の支払額によるステージ制度、マイ・ペイすリボの活用、そしてLINEポイントルートを利用したボーナスポイントのポイント交換の3つがありました。
簡単に解説すると、前提として、①LINEポイントルートを利用して、当時のボーナスポイント1ポイント=4.05マイルで交換できるという元で、通常のカード還元率1%に加えて、②前年度の支払額によるステージ制度により、最大で(ステージV3の時)還元率0.243%(一般カードは0.1215%)、③マイ・ペイすリボの活用で還元率0.405%(一般カードも同様)高めることができ、最大還元率が、1+0.243+0.405=1.648%(一般カードは1+0.1215+0.405=1.5265%)でした。
3つのポイントのうち2つが消滅
しかし、この度の改悪により、このうちの1つ目と3つ目のポイントが使えなくなりました。
つまり、前年度の支払額によるステージ制度がなくなり、LINEポイントルートを利用したポイント交換ができなくなったということです。
詳しくは、以下の2つの記事をご覧ください。
この先の最大還元率はどうなるのか
基本は最大還元率1.3%
そして残されたのは、2つ目のポイントであるマイ・ペイすリボの活用のみとなりました。
では、先ほどの最大還元率の計算を見て、これからは「ゴールドカードも一般カードも1+0.405=1.405%が最大還元率になるんだな」と思った方、ちょっと待ってください。
先ほどの計算では、“前提として、LINEポイントルートを利用して、ボーナスポイント1ポイント=4.05マイルで交換できるという元で”という条件がありましたよね。
LINEポイントルートが利用できなくなったということは、この前提条件が崩れることになります。
Vポイントの通常ポイントは、直接ANAマイルに交換した場合、1ポイント=0.6マイルとなり、交換レートが60%となっているので、最大還元率は1.3%ということになります。
裏技利用で最大還元率は1.35%にすることもできる
LINEポイントルートのような裏技はないのかと思う方もいるかもしれませんが、結論を言うと、「ないわけではない」になります。
実は、nimocaルートやJQセゾンルートを利用することで、1ポイント=0.7マイルで交換でき、最大還元率は1.35%とすることもできます。
以上のように、裏技はないわけではないですが、これらの方法は手間が大分かかるため、基本は最大還元率が1.3%になるということを押さえておけばよいかと思います。
2021年4月より、Vポイントから他ポイントへの交換レートの改悪があり、1.3%が最大還元率になりました( ノД`)シクシク…
まとめ
今回は、2019年中に発表された三井住友VISAカードの改悪により、ANA VISA/マスターカードの最大還元率が今後どうなるのかということについて解説させていただきました。
裏技を利用しなかった場合、基本的には、ワイドゴールドカード・一般カードともに最大還元率は1.3%になり、両者の還元率の差は無くなるということになります。
この還元率をどうとるのかは人それぞれですが、現状これを超える還元率のカードはなく、これまで高すぎた分を他カード会社の水準に合わせてきたなという印象です。