陸マイラー・ポイ活

【またもや改悪】Vポイントの交換レート改悪でANAマイルへの還元率も低下へ

みなさん、おはこんにちばんは!!

杜くまです。

ANAカードのVISA/マスターブランドを発行する三井住友カード関連では、ここ数年、いくつかの改悪が繰り返されてきましたが、新たな改悪が発表されました。

この改悪によって、ポイントサイトからANAマイルへの還元率も下がっていきそうなので、しっかりと押さえていきましょう。

三井住友カード関連の改悪と改善

2019年以降、三井住友カード関連ではANA陸マイラーにとって改悪と断言できる出来事が多数発生してきました。

振り返ってみると、前年度の支払額によるステージ制度の廃止、マイ・ペイすリボによる年会費割引制度の変更などがありました。

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これらはANAカードを利用するANAマイラーにとって、カードの最大還元率が下がってしまったという面で、改悪となる出来事でした。

一方で、ワールドプレゼント→Vポイントにポイント制度が変更になったことは、改善と呼ばれる出来事であったと思われます。

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Vポイントの新サービス登場が改悪!?

しかしながら、今度は、その改善されたと思われていたVポイントでANAマイラーにとって改悪となる変更点が発表になりました。

一見は明るいニュースに見えるが…

先日、三井住友カードから「Vポイントの交換の幅が広がる新サービス登場」という発表がなされました。

一見は新サービスが登場するから明るいニュースかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、重要という枠の中に「一部ポイント移行サービスの交換レート変更」という文面がありますよね。

ここがポイントなんです。

 

ポイント移行レートが軒並み低下に

その「一部ポイント移行サービスの交換レート変更」という部分の中身を見てみると、対象サービスの中にGポイントPeXポイントと聞きなれた名前があります。

そして、これまでは等価交換ができていたものが、2021年4月の変更後は交換レート80%となっており、20%もダウンしてしまっています!!!

完全に改悪ですね。

マイレージ移行の項目の中にANAマイレージがあり、

Vポイント1ポイント→0.6マイル

Vポイント1ポイント→0.5マイル

と変更されるとありますが、これはANAカード会員以外に限った変更です。

ANAカード会員は、マイ・ペイすリボなどのボーナスポイントとして獲得できる「ANAマイル移行可能ポイント以外のポイント(通常ポイント)」は、これまで通り、交換レート60%でANAマイルに交換可能です。

 

JQセゾンルート・nimocaルートに影響必須

これまで、Vポイントの通常ポイントをANAマイルに交換する場合、直接交換が交換レート60%、JQセゾンルートやnimocaルートを利用すると70%になるとお話しをしてきました。

しかし、Vポイント→Gポイント&PeXポイントへの交換率が変更になるとそうはいきません。

例として、JQセゾンルートを取り上げると、以下のように交換レートが変更になってきます。

すると、Vポイント→ANAマイルへのJQセゾンルートを利用した交換レートは56%となり、直接交換よりも低くなってしまいます。(nimocaルートも同様)

つまり、2021年4月以降はVポイントの通常ポイントは、直接交換で交換するのが最もお得ということになりますね。

 

ANAカードの最大還元率も低下に

また、ANAカードの最大還元率も低下となります。

当ブログでは、ANA VISA/マスターワイドゴールドカードがANA陸マイラーに最強のカードであり、その最大還元率は1.35%とお伝えしてきました。

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しかし、これはマイ・ペイすリボのボーナスとして獲得できるVポイントの通常ポイントを交換レート70%で交換できることを前提とした話でした。

上で述べたように、PeX、Gポイントへの交換レートが低下すると、Vポイントの通常ポイントは直接交換の交換レート60%が最大になります。

つまり、2021年4月以降はANA VISA/マスターワイドゴールドカードの最大還元率は1.3%に低下するということになります。(一般カード(2倍コース)も同様)

 

この改悪の三井住友カード側の狙いとは?

最後になりますが、この変更の三井住友カード側の狙いは何なのでしょうか。

杜くまは、登場する新サービスの方を見れば読み解けると考えます。

その新サービスというのは、「〈新〉キャッシュバック」というものになっています。

これは、簡単にいうと、Vポイント1ポイント=1円で買い物に利用できるというサービスです。

また、三井住友カードはSBI証券と業務提携することが発表されており、2021年2月以降、投信積立のクレカ決済が可能になり、ポイントも0.5%還元で付与され、Vポイントは、1ポイント=1円としてSBI証券の投資信託の買い付けに利用が可能にもなります。

自社サービス内でVポイント1ポイント=1円で利用できるサービスが多く始まるということになりますね。

以上より、他社のポイントに等価交換をされてしまうと自社の利益にならないため、自社のサービス内でポイントを消費してもらいたいという狙いから来た改悪であると考えられるでしょう。

 

まとめ

今回は、2021年4月に実施されるVポイントの交換レート変更について取り上げさせていただきました。

残念ながら、この変更はANAマイラーにとって改悪と呼べるものとなっています。

マイ・ペイすリボのボーナスとして貯められる通常ポイントに関しては、これまではJQセゾン、nimocaの両ルートを利用することで交換レート70%での交換ができましたが、改悪後は56%と直接交換よりも低くなります。

ECナビを利用している方も影響を受け、nimocaルートの交換レートは変わらないものの、JQセゾンルートの交換レートは56%となり、使い物にならないルートに格下げされそうです。

また、ANAカードに関しても現在は最大還元率が1.35%となっていますが、この変更後は1.3%と低下し、多くの人が影響を受けそうです。

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