飛行機

2020年6月以降のANA国際線の燃油サーチャージが無料に!!SFC修行のPP単価ダウンもあるのか

みなさん、おはこんにちばんは!!

杜くまです。

国際線の航空券を購入する場合、燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)というものを支払いますよね。

その燃油サーチャージですが、2020年6月以降購入分において無料となるようです。

(9月購入分まで無料が継続)

今回は、そのことを取り上げ、SFC修行などに影響はあるのかということも含めながらお話ししていきます。

燃油サーチャージに関して

燃油サーチャージとは

燃油サーチャージというのは簡単に言うと、飛行機のガソリン代と思ってください。

ガソリン代がその時々によって価格が上下するように、飛行機を飛ばすのに必要な燃料費も上下します。

そのため、運賃とは別に、国際線航空券を購入する際には、燃油特別付加運賃として支払っています。

以下のようなFLYING HONUでのホノルル便を予約する場合、2020年4月時点では往復12000円(片道6000円)となっています。

f:id:morikuma_8010:20200420140632j:plain

どのように定められているか

では、燃油サーチャージはどのように定められているのでしょうか。

燃油サーチャージは、日本発の旅程の場合、直近2か月の1バレル当たりのシンガポールケロシン市況価格の平均(USD)をその期間の為替レートの平均を用いて円換算することで以下の表に当てはめて算出されます。

f:id:morikuma_8010:20200420160712j:plain

つまり、燃油(ケロシン)価格が安くなる、もしくは円高に振れると、燃油サーチャージは安くなるということになりますね。

先ほどの例においては、2020年4月時点では、日本=ハワイ便の片道は6000円でしたので、下から3番目のグレードが用いられていることになります。

2020年6月以降の燃油サーチャージが無料に

しかしながら、新型コロナの影響もあり、直近2ヶ月(2020年2月~3月)のシンガポールケロシン市況価格は、50.62[USD/バレル]、為替レートは1USD=108.53円だったことから、シンガポールケロシン市況価格の円換算額は5494円となりました。

これは先ほどの表において、6000円を下回っていることから、燃油サーチャージは無料になります。

これが適用になるのは、2020年6月から7月発券分になるのでご注意くださいね。

以下に、5月までに発券した場合と、6月以降に発券した場合の燃油サーチャージの金額表を貼り付けておきます。

f:id:morikuma_8010:20200420140711j:plain2020年5月までの燃油サーチャージ
f:id:morikuma_8010:20200420140737j:plain2020年6月以降の燃油サーチャージ

もちろん、海外発券の航空券においても同様に無料(=適用なし)となっていることが読み取れるでしょう。

SFC修行への影響はあるのか

では、燃油サーチャージが無料になることで、海外旅行に行きやすくなるなどといったメリットはあるでしょうが、SFC修行への影響はあるのでしょうか。

燃油サーチャージの分PP単価はダウンか?

単純に考えると、燃油サーチャージの分かかる費用が少なくなり、PP単価を安くすることが可能になるはずです。

例えば、沖縄発着のシンガポール便(プレエコNクラス)を考えてみましょう。

f:id:morikuma_8010:20200420162639j:plain

支払い総額は130780円、獲得できるPPは11690PPということで、PP単価は11.19円となっています。

この支払い総額のうち、燃油サーチャージは9000円であるため、これが無料になることを考えると、支払い総額は121780円となり、PP単価は10.42円と大幅に改善されます。

また、KUL発券のプレエコEクラスについても考えてみましょう。

f:id:morikuma_8010:20200420163351j:plain

支払い総額は118150円、獲得できるPPは14750PPということで、PP単価は8.01円となっており、これでも十分に安いですよね。

この支払い総額のうち、燃油サーチャージは7980円(為替レートによって上下)であるため、これが無料になることを考えると、支払い総額は110170円となり、PP単価は7.47円と7円台になることが予想されます。

以上のように、インター修行において、PP単価の安い修行を行いやすくなるかもしれませんね。

航空券運賃の値上がりの可能性も

ここで、なぜ言いきりではなくあえて濁した「かもしれない」という表現をしたのでしょうか。

それは、この燃油サーチャージ値下がりのタイミングに合わせて、航空券運賃自体を値上げしてくる可能性があるためです。

これまでも特にKUL発券のプレエコEクラスは値上がりをしてきた経緯があるため、これを機に便乗値上げをしてくることも十分に考えられます。

この新型コロナの影響で、減収となっていることも考えると、航空券運賃の値上がりで帳尻を合わせることもあり得ますよね。

そのため、一概にSFC修行のインター区間のPP単価が安くなるというように言い切ることはできません。何とも言えないというのが現状です(;^ω^)

まとめ

今回は、2020年6月以降のANA国際線の燃油サーチャージが無料になることをお伝えさせていただき、それを踏まえてSFC修行などに影響はあるのかということを解説させていただきました。

現在の航空券運賃が維持された場合、燃油サーチャージが無料になる分、PP単価はこれまでよりも安くなるため、SFC修行のインター修行をお得にできるようになりますね。

そのため、6月以降も航空券運賃が維持されるのかということを注目していくべきになります。

燃油サーチャージが無料になるのは約3年半ぶりということで、これを機に海外旅行の予約も入れたいところですが、新型コロナの影響がどこまで続くのかわからないことを踏まえると難しいところですね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です