みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
みなさんは、ユナイテッド航空のマイレージプログラムであるマイレージプラスに入会をしていますか?
実は、ユナイテッド航空(UA)のマイルを使ってANA国内線の特典航空券を購入することができ、ANAマイルを利用するよりもお得な場合があるんです。
今回は、そのあたりの話を取り上げていきます。
マイレージプラスとは
はじめに、マイレージプラスについて簡単に解説させていただきます。
ユナイテッド航空のマイレージプログラム
マイレージプラスは、ユナイテッド航空のマイレージプログラムとなっています。
- ANA = ANAマイレージクラブ(AMC)
- JAL = JALマイレージバンク(JMB)
- ユナイテッド航空 = マイレージプラス
といった感じですね。
ちなみに、ユナイテッド航空は、米国を拠点とする航空会社であり、ANAと同じスターアライアンスに加盟しています。
アメリカでは、デルタ航空、アメリカン航空と並んで3大航空会社の1つであり、日本と米国を結ぶ多くの定期便を運航しています。(ANAとのコードシェア便も多い)
マイルの有効期限がない
このマイレージプラスの特徴の1つとして、マイルの有効期限がないということがあげられます。
以下のような感じで、アカウントを開くと「マイルは失効しません」という表示があり、貯まったマイルは制度が変わったり、破綻したりしない限りは一生使うことができます。
もちろん、これがメリットでなく、デメリットになる場合があり、例として以下のようなことが考えられます。
- 特典航空券が取りにくくなる
- 必要マイル数の増加
有効期限が無期限ということで、利用者のマイル数は使わなければ減ることがないということを考えると、このような改悪は十分想定されるでしょう。
バイマイルが可能
また、先ほどの画像にもリンクがありましたが、「バイマイル」が可能という特徴もあります。
バイマイルというのは、その名の通り、マイルを購入することができるということです。
ANAやJALのマイルは、公式な方法では、マイルを購入することはできません。
しかし、マイレージプラスは、1マイル=3~4円ほどで購入することができます。
レート的にはそんなに良くはないですが、たまにボーナスキャンペーンが行われ、1マイル=2円ほどで購入できるタイミングがあったりもします。
特典航空券を購入したい場合などに、マイル数が少し足りないといった際には端数分を購入するといったことができるのが大きなポイントです。
UAマイルを使ったANA国内線の特典航空券はお得!!
そして、このUAマイルの最大の特徴は、ANA国内線の特典航空券をお得に購入することができるということです。
ANAマイルを使ったANA国内線の特典航空券
ANA国内線の特典航空券を取るといえば、ANAマイルを使うというのが一般的な考え方だとは思います。
もちろんそれは可能であり、区間基本マイレージで4つの区分と3つのシーズンに分けられて必要マイル数が決まってきます。
このうち少ないマイル数で特典航空券をとることのできるローシーズンはおおむね1~2月、4月、12月(一部期間を除く)であり、限られた期間のみの適用となっています。
UAマイルを使ったANA国内線の特典航空券
一方、UAマイルを使ってANA国内線の特典航空券をとる場合、発券日と区間基本マイレージによって4つの区分に分けられています。
区間基本マイレージ | 21日以上前の発券 | 20日以内の発券 |
~800マイル | 5500マイル | 6000マイル |
801マイル~ | 9000マイル | 9500マイル |
これらを比較すると、301~800マイル区間ではどのシーズンでもUA発券の方がお得であり、それ以外の区間でもシーズンによってはお得になっていることがわかります。
年末年始、GW、お盆などのハイシーズンでも必要マイル数が同じというのは非常に大きなポイントだと思います。
また、搭乗日当日まで空席があれば、+500マイルの直前発券手数料で特典航空券をとることができるという特徴もあります。
主要路線で必要マイル数を比較する
では、ANAマイルとUAマイルの必要マイル数を見たところで、主要路線でどの程度のマイル数が必要になるのかを比較していきたいと思います。
ANA(L) | ANA(R) | ANA(H) | UA | UA(直前) | |
羽田⇔大阪 | 5000 | 6000 | 7500 | 5500 | 6000 |
羽田⇔福岡 | 6000 | 7500 | 9000 | 5500 | 6000 |
羽田⇔新千歳 | 6000 | 7500 | 9000 | 5500 | 6000 |
羽田⇔那覇 | 7000 | 9000 | 10500 | 9000 | 9500 |
羽田⇔石垣 | 8500 | 10000 | 11500 | 9000 | 9500 |
大阪⇔那覇 | 6000 | 7500 | 9000 | 5500 | 6000 |
大阪⇔新千歳 | 6000 | 7500 | 9000 | 5500 | 6000 |
福岡⇔新千歳 | 7000 | 9000 | 10500 | 9000 | 9500 |
ANAのレギュラーシーズンと比較をして、UAマイルの方が少ないマイル数で特典航空券をとることのできる区間を青字にしましたが、ほとんどの路線でUAマイルの方がお得ということがわかります。
UAマイルを使ったANA国内線の特典航空券の最大の特徴
さらに、UAマイルを使ったANA国内線の特典航空券には、2回まで乗継が許されているという最大の特徴があります。
なお、この時の必要マイル数は、出発空港と到着空港の間の区間基本マイレージ数に依存します。
例えば、羽田⇔福岡の特典航空券をとる場合、UAマイルでは、羽田⇔那覇⇔福岡という大回りルートで予約できる場合があります。この時の必要マイル数は、羽田⇔福岡を直行便でとるときと同じ5500マイルです。
ANAマイルでこの大回りルートの特典航空券をとる場合は、羽田⇔福岡、福岡⇔那覇のそれぞれの必要マイル数が必要になる(ローシーズンで12000マイル)ので、その差は2倍以上です。
こういった楽しみ方ができるのもUAマイルでANA国内線の特典航空券をとる醍醐味です。
UAマイルを使ったANA国内線の特典航空券の購入方法
それでは、ここからはUAマイルを使ってANA国内線の特典航空券を購入する方法について解説していきます。
ユナイテッド航空HPから予約
まず押さえておくべきことは、ANA国内線の予約であるにもかかわらず、ユナイテッド航空のHPを利用するということです。
UAマイルを使うので当たり前と思う方もいらっしゃるでしょうが、実際に流れを見ていきたいと思います。
①まずは、ユナイテッド航空のHPを訪れ、マイレージプラスにログインを済ませておきます。
- 出発地と到着地に空港コードを入力
- 日付を選択
- 「マイルを使って予約」にチェック
を行い、「フライトを検索」へと進みます。
②直行便から乗継便までさまざまな選択肢が表示されるので、好みの旅程を選択します。
③旅程が正しく選択されていることを確認し、「次へ」に進みます。
④搭乗者情報入力→座席指定→予約確定と画面に従って進めます。
この搭乗者情報入力において、フリークエントフライヤープログラムという欄があります。
「新しいフリークエントフライヤーの追加」からANAマイレージクラブの番号を入力しておくことで、ANAのHPで予約確認が可能、当日の搭乗手続きが楽といったメリットがあります。
最後まで完了すると、eメールでEチケットが送られてきて特典航空券の購入が完了となります。
当日空港での前便変更が可能
以上のような形で予約をし、搭乗当日を迎える形となりますが、このUAマイルを使ったANA国内線特典航空券は当日出発空港にて(空席があれば)前便変更が可能となっています。
これは通常のANA国内線特典航空券ではできない技なので、使い方によっては非常に便利だと思います。
詳しいことは以下をご覧ください。
まとめ
今回は、ユナイテッド航空のマイルを使ったANA国内線の特典航空券の購入に関して取り上げさせていただきました。
ユナイテッド航空のマイレージプログラムであるマイレージプラスは、有効期限なし、バイマイルが可能といった特徴があります。
ANA国内線の特典航空券は、もちろんANAマイルを使って購入することは可能なのですが、UAマイルを使った方が少ないマイル数で購入できる場合が多いです。
また、2回までの乗り継ぎが許されている、当日の前便変更が可能といった特徴もあり、うまく利用することによってANAマイルよりもお得に利用することが可能となっています。
UAマイルを貯めるのには、以下の記事で紹介している「マイレージプラスセゾン」がコスパ最高のクレジットカードでおすすめです。
ぜひ検討してみてください。