みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
先日、ANAが国内線の機材に新シートを導入することを発表しましたね。
今回は、その導入される新シートについて紹介していきたいと思います。
ANAが国内線に新シート導入
今回発表された概要をまとめると、2019年秋より、ANA国内線のプレミアムクラス・普通席全席に、パーソナルモニター付きの新シートを導入するようです。
また、導入される機材は、B777-200型機 8機、B787-8型機 11機の計19機であり、2022年上期にかけて順次導入を進めていくようです。
それでは、ここからはプレミアムクラス、普通席のそれぞれのシートを見ていきましょう。
プレミアムクラス
まずは、プレミアムクラスのシートになります。
プレミアムクラスのシートには、フランスのSAFRAN社製の新シートが導入されます。今まで、ANAのシートといえば、青系のシートというイメージがあったので、黒いプレミアムクラスのシートには少し新鮮さを感じました。
シートの表地は、今までの本革からファブリックへと変更され、座り心地が良くなるようです。
また、最大のポイントは、ANAの国内線中・大型機としては最大となる15インチのタッチパネル式パーソナルモニターを装着しているという点です。国内線機材でこのモニターは豪華ですね。
シート間に大型のディバイダーが設置される点もプライバシーが重視され、特にビジネスマンの方などにうれしい点かもしれませんね。
普通席
次に、普通席のシートになります。
普通席のシートには、B767-300型機の一部で導入されているトヨタ紡織と共同開発したシートを進化させた新シートを導入するようです。
杜くまは、このシートのB767-300型機に乗った際には、薄型であるにも関わらず、フィット感があり、他機材のシートよりも座り心地が良いという印象を受けました。
普通席の新シートの設備面の特徴は上の画像のようになっています。
この中から、新シートで杜くまが取り上げるポイントは2点あります。
まず1点目は、パーソナルモニターの導入です。
国内線普通席としては最大となる11.6インチのタッチパネル式パーソナルモニターが装着されます。
搭乗時間の短い国内線にモニターは必要ないという意見もあるようですが、これは杜くま的には非常にうれしいです(笑)
これにより、2017年度より順次パーソナルモニターを導入しているA321neo型機と合わせて、国内線のパーソナルモニター付き機材は2022年度上期までに計41機となる予定となっています。
2点目は、シート前ポケットにペットボトルなどが収納できる小物入れが設置される点です。
杜くまは、いつもペットボトルの飲み物を機内に持ち込むのですが、入れる場所がないので無理やりシートの前のポケットに押し込んでいました。
今回のシートでは、”ペットボトルなどが収納できる小物入れ”という紹介がされているのでその心配もなくなるのではと期待しています。
【杜くまの見立て】どの路線から導入されるのか
ここまで、新シートの紹介をさせていただきましたが、どの路線から導入されるのかということが気になるのではないでしょうか。
ここからはその点を杜くまの見立てで話していきたいと思います。
実は、このシートの導入発表と共に、プレミアムクラスの増席が発表されました。
現行と新仕様の座席数は以下のようになっています。
B777-200型機に関しては、プレミアムクラス7席増、普通席20席減、全体で13席減、B787-8型機に関しては、プレミアムクラス16席増、普通席39席減、全体で23席減となっています。
これには杜くまは驚きを覚えました。なぜなら、ANAは詰め込み仕様が好きで全体の座席数を多くする傾向があるという印象だからです。
これは、JALの国内線の座席数と比較してもらうとわかりやすいかと思います。JALの場合、クラスJの割合が多く、全体の座席数はANAに比べ、どの機材も少なくなっています。
全体の座席数が少なくなると、減収となる恐れがあるため、この新シート導入において増収を目指すためには、プレミアムクラスを(なるべく高い運賃で)埋めることが重要であると考えられます。
そのことから、プレミアムクラスが人気でかつ、SFC修行などに使われるANA SUPER VALUE PREMIUM 28のような安い運賃で埋まらない路線から優先的に導入されると考えます。
具体的には、サラリーマンの出張等で多く利用されるような羽田=伊丹線や羽田=福岡線などがあげられるかと思います。
まとめ
今回は、ANAが国内線に導入予定の新シートについて解説させていただきました。全シートにパーソナルモニターが導入されるのは注目ポイントですね。
また、この新シートの導入路線に関してですが、プレミアムクラスのシートが増加し、全体の座席数が減ることから、ビジネス利用の多い、羽田=伊丹線や羽田=福岡線などから優先的に導入されると杜くまは考えます。