みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
今まで、数回にわたってSFC修行の計画を立てる上で、どのような路線で組み立てていけばよいのかということを解説してきました。
ここ数回は、国際線に目を向け、東南アジア路線に国内区間の追加+海外発券が有効であることも示させていただきました。
今回は、それらを踏まえ、実際にどのような旅程を組めばよいのかということに関して解説していきたいと思います。
【復習】インター修行のポイントは2つ
まずは、今までに取り上げたポイントを復習していきましょう。
国内区間の追加と海外発券
国際線を利用したSFC修行(インター修行)の計画立てには、東南アジア路線に国内区間の追加と海外発券の2つのポイントを活用することが重要でしたよね。
このあたりの話は、以下の2つの記事をあわせてお読みください。
海外発券をした場合、現地までどうやって行くのか
ここまでで、海外発券がお得ということはわかっていただいているかと思いますが、例えば、KUL発券をした場合、出発地となっているクアラルンプールまで行くことが必要になってきますよね。
この手段としては、3つほど考えられるかと思います。
1つ目は、エアアジアなどのLCCを利用するという方法です。
この場合、LCC区間はプレミアムポイントを獲得することはできませんが、安く行くことが可能ですね。
2つ目は、エアチャイナなどのスターアライアンス加盟航空会社を利用するという方法です。
ANAのプレミアムポイントは、ANA運航便だけでなく、スターアライアンス加盟航空会社運航便でも貯めることができるため、こういった方法も可能です。
なお、目指す50000PPのうち、25000PP以上はANA運航便で獲得する必要がある点と、ANA運航便でない場合は路線倍率1.5倍の対象外である点は注意してください。
例としては、PP単価が安いとされるエアチャイナのビジネスクラスを利用して北京経由や、サービスに定評のあるシンガポール航空を利用してチャンギ経由などがあげられますね。
3つ目は、最もオーソドックスな考え方であるANAを利用するという方法です。
これを選ぶ方が最も多いのではないでしょうか。
路線倍率1.5倍という点を生かし、一気にプレミアムポイントを獲得することが可能です。
一撃で30000PP以上獲得!!KULタッチの旅程例
今回は、このうちの3つ目のANAを利用してKULタッチを行う場合の旅程例を示していきたいと思います。
なお、今回は週末を利用して修行を行う方向けの旅程にしてみました。
平日に修行ができる方は、便の選択肢が増え、より柔軟な旅程が組めるかと思うので、検索してみてくださいね。
国内発券分
まずは、国内発券分ですが、前々回のポイントを生かして、沖縄発着のプレエコNクラスを利用した旅程となっています。
往路は、土曜日に沖縄=成田=クアラルンプール、復路は、その翌週の日曜日にクアラルンプール=羽田、日付が変わって月曜の朝に羽田=沖縄という航空券です。
海外発券分
続いて、海外発券分ですが、前回のポイントを生かして、国内区間(沖縄往復)を追加した旅程となっています。
なお、PP単価の最もよいプレエコNクラス利用の場合、コスパに優れるプレエコEクラス利用の場合の2パターンを示しました。(旅程に関しては同じ)
往路は、日曜日にクアラルンプール=羽田、日付が変わって月曜の朝に羽田=沖縄、復路は、その次の土曜日に沖縄=成田=クアラルンプールという航空券です。
これらを組み合わせると・・・
以上のように、国内発券分と海外発券分をそれぞれ購入し、それらを組み合わせた旅程とするのですが、バラバラに書いてもわかりづらいかと思うので、表にすると、以下のようになります。
2度クアラルンプールを訪れるとすると、1度目の往路と2度目の復路が国内発券分、1度目の復路と2度目の往路が海外(KUL)発券分になっています。
PP単価は?
では、PP単価はどのようになっているのでしょうか。
①プレエコNクラス利用の場合
まずは、プレエコNクラスを利用した場合です。
運賃:139220円(国内発券)+90380円(海外発券)=229600円
獲得できるPP:23488PP
PP単価:9.78円
②プレエコEクラス利用の場合
続いて、プレエコEクラスを利用した場合です。
運賃:139220円(国内発券)+120080円(海外発券)=259300円
獲得できるPP:26494PP
PP単価:9.79円
PP単価10円未満という結果
どちらも、PP単価が10円を切るという結果が出ましたね。プレエコのNクラスを利用した場合もEクラスを利用した場合も、ほぼほぼ同じPP単価となりました。
それを考えると、KUL発券は、プレエコEクラスを利用することをおすすめします。
なぜなら、多くのPPを稼げることはもちろんなのですが、このプレエコEクラスはビジネスクラスへのアップグレード対象運賃となっているんです。
以上のようなKULタッチの旅程は、かなりの強行日程となっているため、フルフラットのビジネスクラスを利用できると、体の疲れも軽減されます。
クアラルンプール路線は、片道18000マイルでアップグレード可能であるため、早めにマイルを貯めておくようにしましょうね。
もしまだマイルがたまっていないという方がいれば、今から陸マイラーになればまだまだ間に合います!!
杜くまもSFC修行で陸マイラーとして貯めたマイルでビジネスクラスに搭乗し、快適な修行にすることができましたよ。
みなさんも陸マイラーになって快適な修行にしましょう!!
前後に国内線を追加することが必要
少し横道にそれましたが、本題に戻っていきたいと思います。
以上のような旅程を組んだ場合、沖縄発着となっているため、前後に沖縄まで向かう国内線航空券が必要ですよね。
それを踏まえると、プレエコEクラス利用の場合、以下のような旅程となります。
首都圏に住んでいる方の場合、金曜午後か土曜朝に羽田を出発して沖縄に向かい、土日をかけてクアラルンプール滞在時間約14時間のKULタッチ、その後、月曜朝からOKAタッチという強行日程ですね。
これを2週間連続で行えば、一撃で30000PP以上を獲得でき、ブロンズ達成です!!
もちろん2週間連続というところにも理由があり、国内発券のプレエコNクラスの航空券は、最長滞在期間が14日と定められています。
そのため、2週間以上空けてこの旅程を組むことはできないんです(;^ω^)
大変ですが、こんな経験はおそらく人生に一度なので、覚悟を決めた方は楽しみましょうね(笑)
なお、日程の余裕がある方は、土曜朝ではなく、金曜日の午後に羽田を出発する沖縄便を選ぶようにしましょう。
なぜなら、金曜午後の便の方が9000円ほど安く、最安値の航空券を予約できる場合が多いからです。(ホテル宿泊費を考慮しても金曜午後発の方がお得になる。)
ANA SUPER VALUE 75で予約した場合、最安値は9210円となっています。(月曜朝の沖縄=羽田便も同様)
この旅程の中で2度ある羽田=沖縄往復すべてを最安値で予約できた場合、そこにかかる費用は、9210円×4=36840円であり、このとき、旅程全体でのPP単価は9.14円とさらに安くすることができますよ。
こうすることで、PP単価9円台前半でのKULタッチを実現させることができます。
それぞれの予定でカスタマイズしましょう
ここまで、KULタッチの旅程例を示させていただきました。
今回の例では、金曜日の午後から月曜日が1度の修行にかかる日程になっていましたよね。
もちろん、より柔軟に日程が組め、平日に修行ができるといった方なら、もう少し安い運賃が見つかり、PP単価ももう少し安くすることができます。
しかしながら、そんなに仕事などを休んでいられないという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、往路か復路かのどちらかを成田・羽田発着にすることで、PP単価は高くなるものの修行を週末のみで完結させることも可能ですし、選択する便を変えることで、KUL滞在時間をもっと短くする旅程を組むことも可能です。
また、前々回にも触れたように、クアラルンプール便よりも安かったシンガポール便も絡めて、オープンジョーの航空券を発券するといった方法もあります。
このように、今回示したKULタッチの旅程例をもとに、それぞれの予定に合わせてカスタマイズしていきましょうね。
まとめ
今回は、SFC修行のうち、インター修行の予定を立てる上での国内区間の追加と海外発券という2つのポイントを踏まえた上で、KULタッチの旅程例を示させていただきました。
かなりタイトなスケジュールではありますが、PP単価9円台前半で一撃30000PP以上を獲得することも可能となっていることがわかっていただけたでしょうか。
今回示した旅程例をもとに、各々のスケジュールに合わせてカスタマイズすることで、独自の修行ルートが発掘できる場合もありますので、ぜひ検討してみてくださいね。