みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
前回は、東南アジア路線に国内区間を追加することで、PP単価を安くすることができるということを解説させていただきました。
今回は、これに引き続き、東南アジア路線のPP単価を安くすることのできる「海外発券」を取り上げていきたいと思います。
海外発券を検討する
海外発券とは!?
いきなり海外発券という言葉が出てきて、聞きなれない方もいるかもしれませんが、難しい話ではないのでご安心ください。
例えば、羽田=クアラルンプール路線を予約する際に、普段旅行する場合は、羽田を出発地、クアラルンプールを目的地にして航空券を予約しますよね?
これを国内発券といいます。
海外発券というのは、この反対で、クアラルンプールを出発地、羽田を目的地にして航空券を予約する方法になります。
この場合の出発地はクアラルンプール(3コードはKUL)であるため、KUL発券と呼ばれることもあります。
SFC修行の計画を立てる際には、この海外発券は国内発券よりもお得な運賃を見つけられることも多くあるので、押さえておきたいポイントになります。
おすすめはKUL発券
そして、SFC修行におすすめなのは、上記の例と同様のKUL発券になります。
KUL発券は、特にプレエコやビジネスクラスといったプレミアムポイントを稼ぎやすい座席クラスの運賃が国内発券に比べ非常に安くなっているため、SFC修行のルート作りに有効となっています。
KUL発着の旅程例とPP単価
それでは、KULを発着地としたKUL発券でPP単価のシミュレーションをしていきましょう。
日程に関しては、2週連続にわたって週末に修行を行うことを想定して、日曜日にKUL→TYO、次の土曜日にTYO→KULとしてみました。
シミュレーション結果
①エコノミークラス(クラスS)利用
運賃:45650円
獲得できるPP:5006PP
PP単価:9.12円
②プレエコ(クラスN)利用
運賃:76750円
獲得できるPP:7808PP
PP単価:9.83円
③プレエコ(クラスE)利用
運賃:106450円
獲得できるPP:10814PP
PP単価:9.84円
④ビジネスクラス(クラスZ)利用
運賃:143010円
獲得できるPP:13316PP
PP単価:10.74円
KUL発券のエコノミー・プレエコのPP単価は10円未満
以上のように、KUL発券は、エコノミー・プレエコ利用の場合、PP単価が10円未満となりました。
国内発券の場合、座席クラスが上がるほどPP単価も高くなったのに対し、KUL発券の場合は、座席クラスが上がってもPP単価は大きく変わることはありませんよね。
特に、マイル積算率が100%の予約クラスEのプレエコを利用した場合も、PP単価は9円台となり、単価が安くPPを稼げるのでコスパは抜群ですね。
海外発券+国内区間を組み合わせる
ここで、前回取り上げたポイントを覚えているでしょうか?
それは、日本国内区間は片道5000円で追加ができるという点です。
前回と同様に、国内区間の沖縄路線をKUL発券と組み合わせるとPP単価がどうなるのかということもシミュレーションしていきたいと思います。
シミュレーション結果
①エコノミークラス(クラスS)利用
運賃:59070円
獲得できるPP:6974PP
PP単価:8.47円
②プレエコ(クラスN)利用
運賃:90170円
獲得できるPP:11744PP
PP単価:7.68円
③プレエコ(クラスE)利用
運賃:119870円
獲得できるPP:14750PP
PP単価:8.13円
④ビジネスクラス(クラスZ)利用
運賃:156330円
獲得できるPP:17252PP
PP単価:9.06円
PP単価7円台を実現!!
シミュレーションの結果、KUL発券+東京=沖縄路線の追加という2つのポイントを組み合わせることで、どのクラスにおいてもPP単価が10円を切るという結果が出ました。
特に、クラスNのプレエコを利用した場合は、PP単価が7円台を実現できます。
これは非常に優れたPP単価ですよね。
また、クラスEのプレエコもPP単価が8円台前半ということで、コスパは非常に優れているかと思います。
まとめ
今回は、SFC修行における「海外発券」の有用性について解説させていただきました。
東京発着のクアラルンプール路線では安いとは言えなかったPP単価ですが、東京=沖縄の国内線の追加と海外発券という2つのポイントを踏まえると、PP単価が7円台を実現できるということがわかりました。
これら2つのポイントをフル活用するためには、日程の調整が難しい方もいるかとは思いますが、SFC修行の計画を立てる上では重要な点になっていますので、しっかりと押さえておくようにしましょう。
はじめまして、ANAクアラルンプール発券プレエコ(Eクラス)の値上げについて、記事にしている方がいないか探していたところ、本ブログにたどり着きました。
そもそも価格が安いNクラスではなくEクラスを買おうとする方は、ビジネスクラスへのアップグレードを狙っている方か、修行僧としてステータスポイントを稼ぐのを目的としている方ではないかと思われ、ちなみに私は後者になります。
昨年の11~12月頃にも同路線で、Nクラスの登場によりEクラスの値上げが行われましたが、数カ月後には値下げされていたので、今回の値上げも一時的なものかどうかを一定期間見極める必要があるような気がしています。
一方で、ビジネスクラス(Zクラス)は為替の影響か幾分安くなっているように感じられ、そのため今回値上げされたEクラスとZクラスの差が縮まっているように思います。
サンプル(9/27、10:30時点)として、往路5/22にKUL発→羽田行、復路5/29に羽田発→KUL行で確認したところ、Eクラス106,740円、Zクラス156,280円で、その差は49,540円。
Eクラスからマイルを使ったビジネスへのアップグレードは、片道18,000、往復36,000マイルで、この36,000マイルをSkyコインに1.7倍で交換すると61,200ptになる為、マイルを使ったアップグレードを考えるのであれば、マイルをSkyコインに交換してZクラスの航空券購入の資金に充てた方がお得(更には、搭乗後のマイルやステータスポイントも多く獲得できる)という、何ともおかしな現象が生じています。
よって、このEクラスの値上げ状況が続くようだと、初めからビジネスクラス(Zクラス)の航空券を買う事を検討している次第です。
今後も、貴重な情報をブログにアップいただけることを期待しています。よろしくお願いします。
貴重なご意見ありがとうございます。
triplediamonderさんの考えは非常にわかりやすく、まだまだ自分も勉強不足だと実感しました。
さっそくKUL発券のZクラス往復を検索してみましたが、沖縄往復を含めるとPP単価も9円台であり、Eクラスよりも多くのPPを獲得できるということで、今後のマイル修行の選択肢になり得ますね。
また、昨年のEクラスの一時的な値上げに関しても自分は発見できていませんでした。
今後の動向にも注目していきたいところですね。
今後も読者のみなさんのご期待に添えるように努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。