みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
前回は、仙台空港発着便について、おおよそのPP単価を見てみました。
今回は、それに基づき、仙台空港ベースでSFC修行を行う際の戦略について考えていきたいと思います。
仙台空港ベースでPP単価の安い路線は少ない
前回記事で明らかにしたように、仙台空港発着路線でPP単価の安い路線は少ないという状況になっています。
PP単価が10円を切るのは閑散期の福岡便のみ
PP単価が10円を切っているのは、11~2月の閑散期の福岡便のみとなっていました。
1・2月の平日を中心に9540円で発売されている日があります。
この路線で獲得できるPPは、997PPとなっているので、PP単価は9.57円となりますね。
王道・沖縄便の最安PP単価は10.12円
また、次にお得な路線であった王道の沖縄便ですが、閑散期の最安値が、17150円となっています。
この路線で獲得できるPPは、1695PPとなっているので、最安のPP単価は10.12円です。
仙台空港ベースのSFC修行戦略
以上のように、仙台空港を拠点(ベース)として、PP単価を考慮したSFC修行の旅程を組むのは非常に難しいものがあります。
しかし、少しでも安くSFC解脱を目指すために、仙台空港ベースのSFC修行戦略を考えていきたいと思います。
①閑散期に限り福岡単純往復がお得
まずは、先ほど例を挙げた福岡便になります。
片道9540円、往復19080円で福岡単純往復が可能な旅程を組むことが可能です。
ただし、福岡滞在時間はたったの30分(笑)で以下のような旅程になります。
間違いなく同一機材・CAでの往復の予感ですね。
獲得PPは1994PPで支払総額が19080円なので、PP単価は9.57円ですが、昼には仙台に戻ってきてしまうというのが惜しい点ですね。
できれば、福岡に着いた後、どこか違う路線に展開していきたいところですが、選択肢としては、新千歳便あるいは那覇便になってきそうです。
一例としては、1日4レグの以下のような旅程が組めます。
仙台⇔福岡の獲得PPが1994PP、福岡⇔新千歳の獲得PPは2646PPであるため、1日で4640PPを獲得することができます。
支払総額が40940円であるので、PP単価は8.82円となります。
②それ以外は沖縄方面をベースに組み立てよう!!
閑散期を除いては、やはり、獲得できるPP、また、PP単価の観点を見ると、沖縄方面がベースになってくるかと思います。
仙台空港からは、ANAとpeachが1日1往復ずつ運航していますが、ANAのフライトスケジュールを見ると、残念ながら直行便で1日で往復することはできません。
そのため、往路もしくは復路のどちらかは乗継を利用することになります。一例としては以下のような旅程になりますね。
この場合、獲得PPは、仙台→那覇が1695PP、那覇→伊丹が1108PP、伊丹→仙台が594PPとなり、合計3397PPとなります。
支払総額は44120円なので、PP単価は12.99円と残念な数字ではありますね。
なお、仙台=那覇路線は度々、タイムセール運賃が発売され、おおよそ8350円で購入できることがあります。
この「SUPER VALUE SALE」はマイル積算率が50%であるので、普通は修行には不向きな運賃なのですが、仙台=那覇路線に関しては、支払総額が8350円であるのに対し、獲得PPは1130PPとなっており、PP単価が7.39円という非常にお得な設定となっています。
定期的にANAのホームページでタイムセールの日程をチェックすることをおすすめしますよ。
③沖縄方面で旅程を組む際には乗継運賃を活用
最後に、もう1点押さえておきたいポイントがあります。それは、沖縄方面への旅程を組む際には、「乗継運賃」を活用すべきという点です。
ANAでは、2か月前の1日にバリュートランジットという乗継運賃を発売開始します。
このバリュートランジットの中で、搭乗28日前まで購入できる「バリュートランジット28」という運賃がSFC修行にお得な場合があります。
その理由は、以下の画像を見ていただけると分かると思います。
これまでに登場したSUPER VALUEとSUPER VALUE SALEはマイル積算率がそれぞれ75%と50%であり、バリュートランジットも前者と同じ75%ですが、搭乗ポイントが200PP付与されるという点に大きな違いがあります。
この搭乗ポイントは、1搭乗ごとに付与されるので、往復でバリュートランジットを利用すると、400×2=800PPも多く稼ぐことができることになります。
◎バリュートランジットの発売開始日
搭乗2か月前の1日0:00~
(例:6月搭乗分→4月1日0:00に発売開始)
それを踏まえ、バリュートランジットを利用した旅程例を見てみましょう。
今回は、往路が伊丹経由、復路が福岡経由の那覇往復を提示させていただきます。
この旅程の場合、往路での獲得PPが2102PP、復路での獲得PPが2202PPで合計獲得PPは4304PPになります。
支払総額が42440円であるので、PP単価は9.86円と10円を切ってきます。
このように、那覇を日帰りで往復する旅程でSFC修行を行う場合は、バリュートランジットをうまく活用することでお得になる場合があります。
バリュートランジットは経由地をどこにするかによって獲得できるPPが違うことを押さえておきましょう!!
仙台⇔那覇の場合、
①名古屋(中部)経由
②大阪(伊丹)経由
③福岡経由
の3つが設定されていますが、獲得PPは、
③(2202PP) > ②(2102PP) > ①(2096PP)
となっています。
まとめ
今回は、仙台空港を拠点としたSFC修行の戦略について考えさせていただきました。
仙台空港発着路線はPP単価があまり安くないため、選択肢は限られてしまうことが難点となります。
その中でも、閑散期は仙台=福岡路線のPP単価が10円を切っているので、その時期に積極的にPPを稼ぐことが重要です。
その他の時期に関しては、那覇への日帰り往復が主な修行ルートになると思いますが、タイムセールやバリュートランジットの運賃を活用することがお得な修行には重要なポイントになってきます。