みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
ANAマイルを貯めていると、「あともう少しで目標に届くのに有効期限が・・・」ということになってしまうことはありませんか。
今回は、そんな時に、ANAマイルの有効期限を延ばすことはできないのか、また有効期限をなくし、無期限で貯めることはできないのかということについて解説していきます。
ANAのマイルの有効期限は3年間
まずはじめに押さえておきたいポイントは、ANAマイルの有効期限は、獲得した月の36か月(3年後)の月末に失効するという点です。
ユナイテッド航空をはじめ、外資系の航空会社では、無期限に貯めることのできるマイレージもありますが、ANAはそういうわけにはいかないのでご注意ください。
ANAマイルを無期限にする方法
このように、一般的にANAマイルの有効期限は3年間となっていますが、この有効期限を無期限にする方法はいくつか存在しています。
①ミリオンマイラーになる
まず1つ目はミリオンマイラーになるということです。
ANAには、ミリオンマイラープログラムというものがあります。
このミリオンマイラープログラムは、ライフタイムマイル(LTマイル)の獲得実績により、特典を得ることのできる制度となっています。
LTマイルとは、ANAマイレージクラブに入会してから現在までの総飛行距離
(マイル口座に積算された搭乗分の区間基本マイレージの合計)です。
ANAグループ運航便に搭乗の場合は、「ANAライフタイムマイル」として、提携航空会社運航便に搭乗の場合は、「ライフタイムマイル(ANA+パートナー航空会社)」としてカウントされます。
そして、このミリオンマイラープログラムの特典の一つとして、100万(ANA)LTマイル以上の獲得でマイルの有効期限がなくなります。
しかしながら、このLTマイルは、基本区間マイレージで計算されるため、プレミアムポイント(PP)のように、高いクラスに乗ったからといって貯まる数は変わりません。
実際に、私のLTマイルは、SFC修行をしても、3.5万マイルほどしか貯まっていません。
このように、ミリオンマイラーになるには、かなりの頻度で長距離路線に乗り続けないと達成できないため、実現可能性は低いでしょう。
②ダイヤモンドメンバーになる
2つ目は、ダイヤモンドメンバーになるということです。
ダイヤモンドメンバーは、上級会員の最上位ランクになっています。
上級会員については以下の記事で詳しく解説しています。
下図のように、年間のプレミアムポイント(PP)獲得数が10万を超えることで、翌年度のダイヤモンドメンバーになることができます。
10万プレミアムポイントということは、SFC修行を1年に2回やるペースでプレミアムポイントを獲得すればよいということになりますね。
なお、このダイヤモンドメンバーは1年間のサービスとなっていますが、ダイヤモンドメンバーである限りはマイルの有効期限がなくなり、ダイヤモンドメンバーでなくなった時点で保有しているマイレージに、新たに3年間の有効期限が設定されるようになっています。
以下の例を見ていただけると、流れがイメージできるのではないでしょうか。
例:2020年に100000PPを獲得した場合
100000PP獲得(2020年4月以降)~2021年3月:ダイヤモンド事前サービス・マイル有効期限が無期限に
2021年4月~2022年3月:ダイヤモンド本サービス
2022年4月:会員資格失効・マイル有効期限が新たに設定
2025年4月30日:マイル有効期限
この例を見てもらうと気づく方もいるかと思いますが、1度100000PPを達成すると、かなりの期間、マイル有効期限を延ばすことができ、2024年、もしくは2025年1~4月までにもう1度100000PPを獲得すれば、さらにすべてのマイルの有効期限を延ばすことができるようになります。
つまり、
4年に1度ほどDIA修行(1年間で100000PPを目指す)を行えば、実質無期限でANAマイルを貯め続けられる
ということになります。
ミリオンマイラーを目指すよりはこちらの方が現実味があるのではないでしょうか。
③利用するクレジットカードを再考する
ここまでの2つは、マイルの有効期限をなくす方法について飛行機に乗ることが条件となっていました。
しかしながら、陸マイラーがマイルを貯めている場合は、たくさんの飛行機に乗って先の2つを満たすことは難しいですよね。
ここからは、陸でANAマイルの有効期限を延ばすことはできないのかということについて考えていきます。
メインカードは何が良いのか
まずはじめに考えられることは、利用するメインカードを再考するという点です。
当ブログでもメインカードとして、ANA VISA ワイドゴールドカードを紹介させていただいていますが、
このカードで貯めることのできるVポイントの有効期限は3年間となっています。
なお、ANA VISA suicaカードなどの一般カードをメインカードとしている場合は、有効期限が2年間です。
これらのカードを利用している方が、マイル移行のコースで応募方式を選択し、この有効期限をフルで活用してマイルに移行した場合、ANAマイルの有効期限の3年間を合わせて、最大6年間(一般カードの場合は5年間)の有効期限ということになります。
しかし、陸マイラーとしてマイルをたくさん貯めたとしても、都合が合わず旅行に行けなかったり、希望マイルまで届かずにマイルが失効してしまったりするのは非常にもったいないですよね。
そういう場合には、メインカードを再考することも選択肢に入れましょう。
有効期限なしでマイルを貯められるクレジットカード
マイル還元率は下がってしまいますが、有効期限なしでマイルを貯めることのできるカードもいくつか存在しています。
いくつかの例をあげ、それぞれについて軽く触れておきたいと思います。
①ANA アメリカン・エキスプレス・カード
【年会費】¥7000+税(+ポイント移行コースへの年間参加費¥6000+税)
【マイル還元率】1%(ANAグループでの利用は1.5%)
有効期限なしでマイルを貯めるには、最も維持費が安く、ファーストチョイスにすべきカードです。
アメックスの紹介プログラムでの入会限定で、今なら最大15000マイル相当のポイントを獲得できます。
紹介プログラムでの入会はこちらからご連絡を → アメックス紹介プログラム
②ANA ダイナースカード
【年会費】¥27000+税
【マイル還元率】1%(ANAグループでの利用は2%)
ANAゴールドカードで有効期限なしでマイルを貯められるカードの中では、最も年会費が安いですが、正直言うと、このカードを作るべきメリットは薄いです。
このカードに入会するなら④の方がいいでしょう。
④スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
【年会費】¥31000
【マイル還元率】最大1.25%
このカードに関しては、SPGアメックスともいわれ、「陸マイラー御用達カード」などといって大きく取り上げているサイトも多くありますよね。
しかしながら、無料宿泊などにメリットを感じない方にはただ年会費の高いカードとなってしまう場合もあります。
おそらく、この4枚の中では、①か④で迷うかと思われますが、ただメインカードとして日々の生活に利用したいだけならば、損益分岐点は、528万円(1マイル=1.5円の価値と仮定した場合)になります。
事業費などの決済があるなど、それ以上の決済を毎年行う方は④を、それ以外の方は①を選ぶべきでしょう。
なお、この④のカードに関しても、アメックスの紹介プログラムでの入会限定で今なら最大16250マイル相当のポイントを獲得できます。
紹介プログラムでの入会はこちらからご連絡を → アメックス紹介プログラム
ANAマイルの有効期限を延ばす方法
それでは、続いては、ANAマイルの有効期限を延ばす方法を考えていきましょう。
交換を考える
まずはじめに考えられることは、マイルを他のものに交換してしまうということです。
ANAマイルは、いくつかの提携ポイントへの交換が可能となっています。Tポイントや楽天ポイントがその一例です。
ですが、これらの提携ポイント→ANAマイルの交換が、2ポイント=1マイルであることに対し、ANAマイル→提携ポイントの交換は等価交換になっているので、非常にもったいなく、あまりおすすめはできません。
そこで、1年間だけ実質的にマイルの有効期限を延ばすことのできるおすすめの交換先が、ANA SKY コインになります。
このコインは、ANAの航空券等を購入する際に1コイン=1円として支払いに利用することができ、有効期限は交換した月から12カ月目の末日になります。
そのため、「今は旅行の予約ができないけれど、もう少し経てば大丈夫そう。でも、マイルが失効してしまう・・・」といった方には、おすすめの交換先になります。
なお、ANAマイルからANA SKYコインへの交換は、以下のように保有カードによってレートが変化するので、できればゴールドカード以上を保有しておきたいものですね。
【最後の砦】メトロポイント返し
ですが、どうしてもマイルのまま保有したいという方もいるのではないでしょうか?
そういった方は、最後の砦としてメトロポイント返しという裏技があります。
ソラチカカードを保有していると、交換レート90%でのメトロポイント→ANAマイルの交換が可能となっていますが、実は、ANAマイル→メトロポイントへの交換も可能となっています。
こちらの交換は、等価交換が可能となっているため、メトロポイントに交換し、ANAマイルに戻すことで、マイル数は10%分少なくなってしまいますが、マイルのまま保持することが可能となっています。
なお、メトロポイント⇒ANAマイルの交換は、毎月2万ポイントが上限なので、24万マイル以上をメトロポイントには交換しないようにしましょう。
まとめ
今回は、ANAマイルを無期限で貯める方法と、有効期限の延ばし方について解説させていただきました。
ミリオンマイラー、ダイヤモンドメンバーになってマイルの有効期限が無期限になるのは非常に魅力的ですよね。ですが、そこに到達するのは厳しい方が多いのではないでしょうか。
そこで、有効期限なしでポイントを貯められるクレジットカードを利用することが選択肢の1つとなってきます。
この記事では、4枚ほど、ANAマイルを無期限で貯められるカードを取り上げたため、各々の使い方に応じて選ぶようにしてくださいね。
また、ANAマイルの有効期限を延ばすためには、他のポイントへの交換等を考える必要があります。
その例としては、ANA SKY コインに交換して実質的に1年間の更新をする、もしくはメトロポイント返しをしてマイルのまま保有するといったことがあげられます。
できるだけマイルを失効しないようにし、有意義なマイレージライフを送れるようにしていきましょう!!