みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
記事のタイトルを見て、何のことかと思った方もいるのではないでしょうか。
実は、先日、ある記事を書くのにあたり調べを進めていると、まるでSFC修行僧に買わせないような運賃設定をしているのではと感じる場面がありました。
そのため、今回はそのようなSFC修行僧を欺いているのではと疑わしい価格設定について解説していきたいと思います。
また、SFC修行僧の今後についても考えていきたいと思います。
SFC修行におけるPP単価の重要性
SFC修行を行い、50000PPを目指したとき、PP単価10円として50000PPを獲得するためには50万円の費用が必要になりますね。もし、PP単価8円に抑えられたならば、かかる費用は40万円と10万円も違いが出てきます。
そのため、SFC修行にかかる費用という観点から、PP単価というものはSFC修行において重要な指針であることは間違いありません。
PP単価が安い路線の減少
このことから、SFC修行僧はPP単価の安い路線を開拓してきました。
そんな中で、このSFC修行が多くのブログやテレビ番組でも紹介されるようになったことで、2018年以降、SFC修行に人気な路線の値上がりや、改悪がみられるようになってきました。
その1つの例が、プレエコのNクラス新設です。これは、SFC修行僧にプレエコのEクラスを利用することが広まったことが背景にあると考えられます。
それとともに、プレミアムクラスの羽田=沖縄線の即日完売や値上がりなどが起こっているという現状にあります。
今は、PP単価の安い路線も少なく、SFC修行僧にとっては厳しい状況となってきているといえます。
SFC修行僧を欺くかのような運賃設定
とはいえ、これまで何度か紹介してきているように、まだまだSFC修行に利用できる技などは実在しています。
その一つが海外発券となっており、この海外発券を発展させた形として、以下の記事で紹介しているような
KUL発券アメリカ東海岸往復というものがあります。
この方法は、SFC修行僧が2,3年前から利用するようになったのですが、これもプレエコクラスNの被害にあったルートとなります。
そんな中、クラスEのプレエコでニューヨーク・シカゴ・ワシントンの3都市を目的地としてシミュレーションしてみたところ、興味深い結果が得られました。
①ニューヨークの場合
まずは、ニューヨークを目的地にした場合です。
これは、以前も記事の中に取り上げた例になっています。
運賃:¥262300
獲得PP:25060PP
PP単価:10.47円
②シカゴの場合
次に、シカゴを目的地にした場合になります。
運賃:¥246560
獲得PP:24180PP
PP単価:10.20円
③ワシントンの場合
最後に、ワシントンを目的地にした場合です。
運賃:¥259700
獲得PP:25138PP
PP単価:10.33円
見事にすべてPP単価10円台前半に設定
この3つの例を見てもらえばわかるように、全てPP単価10円台前半に運賃設定がされています。
SFC修行のPP単価は10円が基準ラインといわれているので、それを少し上回っています。少し考えすぎかもしれませんが、このプレエコEクラスに関しては、SFC修行僧に購入を躊躇させる価格設定にしているのではと疑ってしまいました。
その根拠は2点あります。
まず1点目。これらのアメリカ東海岸路線はビジネス客が多く、日系航空会社にとってドル箱路線になっています。ビジネス客は、プレエコやビジネスクラスを正規運賃で買ってくれることも多いため、修行僧が安い運賃でプレエコを埋めてしまうという状況は避けたいという考えです。
そして2点目。ANAはアジア圏からの客を取り込むことに力を入れており、この例のマレーシアからの旅行客もそのうちの1つです。ANAは、日本を経由地として各地への便を利用してもらいたいという思惑があると思いますが、高い運賃を設定してしまうと他社との競争に負けてしまいます。そのために、安い価格でマイル積算率の低いクラスNを設定し、修行僧は利用しづらくした上で、クラスEの絶妙な価格設定を行ったという考えです。
あくまで杜くまの主観的な考えですが、調べを進める中でいろいろと深読みをしてしまいました。
今後の改悪を予想する
それでは最後に、今後のSFC修行僧に対する改悪を予想していきましょう。
あまり考えたくないことですが、杜くまも来年SFC修行を計画する上で重要なことなので最悪の場合を想定しておきたいと思います。
上述の2点目の根拠の中に考えのヒントが隠されていると思うのですが、やはり1番に考えられるのは海外発券における改悪ですかね。
具体的に、改悪内容は2点考えられます。
1点目は、上述の例と同様、クラスNとクラスEの明確な差別化です。
現在は、KUL発日本着路線に関しては、クラスNとEの価格差はほとんどありませんが、これについても運賃差という形で明確に区別してくる可能性は十分にあるかと思います。
2点目は、路線倍率の見直しです。
これをやられるとSFC修行僧の存続危機になるかもしれない最悪の事態です。
現在、PP計算の際には、国内線2倍、アジア・オセアニア路線1.5倍という路線倍率が存在しています。JALとの競争等を考えた時に、国内線の路線倍率は維持される可能性が高いとみていますが、アジア・オセアニア路線の1.5倍が今後なくなる可能性はあるのではないでしょうか。あるいは、路線倍率がかけられる運賃クラスが限定されるといった可能性も考えられます。これらはSFC修行僧の増加とともに、改悪される恐れがあるので、今後の状況を見守っていくようにしましょう。
まとめ
今回は、SFC修行僧にとって、逆境がやってきているという旨の内容を話させていただきました。
KUL発券アメリカ東海岸路線に関する運賃設定については、あくまで杜くまの主観的な意見なので正しいとは言えないかと思いますが、SFC修行僧にとっては厳しい状況が続いていく、あるいはより悪化するということは間違いないでしょう。
そのため、最悪の事態に備えて、今後の予想を立てていったりすることも大切だと考えます。