みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
2019年に、日テレ系の沸騰ワード10でサバンナ高橋さんと福地桃子さんの「JALのステータスポイントに憑りつかれた修行旅」というのが取り上げられましたよね。
今回は、この航空会社のステータスに関して、ANAのステータスを取り上げ、それを獲得するためのSFC修行について解説していきます。
はじめに
突然ですがみなさん、ANAの飛行機に搭乗前にこんなアナウンスを耳にしたことがありませんか。
「プラチナ、スーパーフライヤーズ、スターアライアンスゴールドメンバーのお客様の優先搭乗を開始いたします。」(こんな感じのニュアンス)
杜くまは、小さいころ、家族で海外旅行を何度かしたことがあるのですが、このようなアナウンスを耳にして「あれって、どんな人たちなんだろう。やっぱお金持ちで毎年いっぱい旅行してる人しかなれないよな。」と子ども心にずっと思っていました。
THE ステータスですよね。
ですが、その後、陸マイラーになり、さまざまな勉強をしていく中で、想像していたようなお金持ちでなくてもステータスを手に入れ、優先搭乗できる側の人間になることができるということを知ったんです。
そんなANAのステータスに憑りつかれた人が行うこと、
それこそが、SFC修行です!!!!
どうですか、SFC修行に興味を持ち始めませんか(笑)!?
ANAの上級会員・ステータスの仕組みとは!?
まずは、そのSFC修行についてお話しをする前にANAの上級会員・ステータスの仕組みを見ていきましょう。
3つのステージに分かれている
各航空会社には上級会員の仕組みがそれぞれ存在していますが、ANAの場合は「ブロンズ」、「プラチナ」、「ダイヤモンド」の3つのステージに分かれています。
このステータスカードを見ただけで上級会員に憧れてきます(笑)
非常にかっこいいですよね。
プレミアムポイントの獲得数が基準になっている
ANAの飛行機に搭乗すると、以下の画像のように、マイルとは別にプレミアムポイント(以下、PP)というものを獲得できますが、ANAのステータスは、1年間(1~12月)で獲得したPPが判断基準となっています。
JALのステータスは、搭乗回数かFLY ONポイントの獲得数という2つの基準のどちらかであるため、それよりは到達するためのハードルが高いと言えます。
そして、1年間で「ブロンズ会員」なら30000PP、「プラチナ会員」なら50000PP、「ダイヤモンド会員」なら100000PPを獲得する必要があります。
上の画像では、50000PPを獲得しているため、「プラチナ会員」に到達した状態ということになりますね。
メリットを紹介
それでは、ここで、ANAのステータスで用意されている様々な特典を見ていきましょう。
代表的なものを以下の表にまとめてみました。
どうでしょうか、特に魅力的なのはやはりラウンジを利用できること(プラチナ会員以上)ですかね。
通常、ラウンジの利用には、国内線ではプレミアムクラス、国際線ではプレエコやビジネス、ファーストクラスに搭乗する必要がありますが、プラチナ会員以上になると、普通席やエコノミークラスの利用でもラウンジを利用することができます。
出発前にラウンジでゆったりとくつろいでから旅に出発するというのには非常に憧れませんか?
また、プラチナ会員以上はスターアライアンスゴールドメンバーが付与されるので、ユナイテッド航空など、スターアライアンス加盟航空会社を利用する際にも優待を受けることができる点は魅力的ですね。
上級会員の有効期限はなんと1年間!!
ところが、これらのANAのステータスはたったの1年間のサービスなんです。
毎年1月から12月に獲得したPPの数に応じて翌年度のステータスが決定し、翌年4月から1年間にわたる「単年度」のサービスになっているのです。
ラウンジの利用やスターアライアンスゴールドメンバーの権利を手に入れるためのプラチナ会員を維持するためには、毎年かなりの頻度で飛行機に乗り続けなければなりません。
ですが、出張が多いなどの理由がなければこれは非常に厳しいのです。
スーパーフライヤーズカードを作れば一生上級会員!!
ここで登場するのがスーパーフライヤーズカード(以下SFC)になります。
これは、プラチナ会員以上になると申し込むことのできるクレジットカードで、一度発行できると年会費を払い続けている限り、生涯にわたってプラチナ会員と同等のサービスを受けることができる魔法のようなカードとなっています。
※今後改悪はあるかもしれないが
そして、このカードを発行することを目当てにして、ある1年間だけ飛行機にたくさん乗ることが「SFC修行」になります!!
SFC修行とは!?
というわけで、ここからはこのSFC修行について解説していきます。
SFC修行の概要
先ほども書かせていただきましたが、SFCの入会資格であるプラチナ会員を目指して用もなく?飛行機に乗ることがSFC修行になります。
どのくらい飛行機に乗ればいいのか
プラチナステータスを手に入れるためには、1年間(1月~12月)で50000PPを獲得する必要があることは先ほどもお話しさせていただきました。
ここで、PPは、以下のように、
フライトマイルと路線倍率を掛けたものに搭乗ポイントを足すことで求められます。
この計算式の要素を1つずつ解説していきますね。
1つ目は、フライトマイルです。
これは、区間基本マイレージ×マイル積算率で求められ、飛行機に乗って獲得できるマイル数と同様になります。
2つ目は、路線倍率です。
これは、路線に応じて、フライトマイルを何倍するのかが定められています。
国内線が2倍、国際線のANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線が1.5倍、その他が1倍となります。
3つ目は、搭乗ポイントです。
これは、運賃クラスに応じてポイントが加算されるものになります。
国内線の場合、以下のように定められています。
国際線(ANA運航便)の場合、以下のように定められています。
スタアラ加盟およびスタアラコネクティングパートナー運航便の国際線の場合は、マイル積算率100%以上の予約クラスのみ、400ポイントが加算されます。
例として、SFC修行でよく利用されている国内線の羽田=沖縄便でどの程度のPPが獲得できるのかを見ていきましょう。
獲得できるPPの計算には、以下のサイトを利用しましょう。
普通席のANA SUPER VALUE運賃で搭乗したとすると、
片道で1476PP獲得できるということになります。
50000÷1476≒33.9より、羽田・沖縄間を17往復すればプラチナステータスを手に入れることができます。
なんと1か月に1回以上のペース(笑)
修行という名に等しいですよね。
ANA SUPER VALUE PREMIUM 28というプレミアムクラス運賃で搭乗した場合は、
片道で2860PP獲得ができます。
50000÷2860≒17.48より、9往復すればプラチナステータスを手に入れることができますね。
ちなみに、この運賃は近年SFC修行をする人の急増?の影響で、値上がりが顕著に見られ、予約も困難になっています。
今回は、羽田と沖縄の往復を例にとらせていただきましたが、実際の修行では、海外に弾丸で行くなど、以下の記事のような旅程が組まれることもありますよ。
SFC修行でかかる費用
では、SFC修行をするのには、どのくらいの費用が必要なのでしょうか。
SFC取得までにかかる費用は、効率を考えて修行を行った場合、一般的に、1PP=10円 と言われています。
そして、この1PPを取得するためのコストを「PP単価」と言います。修行を進めていく上で、この「PP単価」というのは重要な指針になってきます。
1PP=10円として50000PPを獲得するためには50万円の費用が必要になりますね。
もし、1PP=8円に抑えられたならば、かかる費用は40万円と10万円も違いが出てきます。
SFC修行をする人は、このPP単価の安い路線を開拓してきましたが、開拓しては値上がりで封じられということが繰り返されており、現状としてはPP単価8円、費用40万円で修行ができれば上出来といったところとなっています。
貯まったマイルをANA SKY コインに交換してSFC修行
ここで、費用を抑える方法を紹介させていただきます。
マイルを利用して特典航空券にした場合、PPを貯めることはできませんが、マイルをANA SKY コインにして航空券代金にあてればPPを獲得することが可能です。
ANAゴールドカード保有の場合、50000マイル以上交換することで1.6倍の価値にすることができるので、マイルを貯め、SKYコインに交換して費用を抑えるというのは有効となっています。
このあたりの費用を抑えた修行に関しては、以下の記事も参考にしていただければと思います。
まとめ
今回は、ANAのステータスとSFC修行について解説させていただきました。
ANAのステータスとSFC修行についてわかっていただけたでしょうか。
ANAにもJALと同じようにステータス制度がありますが、ANAのステータスはプレミアムポイントのみが基準となっているので、JALよりも到達は難しいと言われています。
ですが、SFCを手に入れることによってプラチナステータスと同等の権利を手に入れることができるのは非常に魅力的ですよね。
実際に、杜くまも2020年にSFC修行を行い、良い思い出になりました。
ぜひみなさんもSFC修行に挑戦してみませんか(笑)