みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
陸マイラーの方は、ポイントサイトの「ハピタス」をほとんどの人が使っていることでしょう。
それには、強力な友達紹介制度である「ハピ友」の存在があったからであると思います。
そんな「ハピ友」ですが、廃止され、新たな友達紹介制度である「ハピタスフレンド」が開始されています。
今回は、ハピタスのハピ友廃止と新たな友達紹介制度について取り上げていきたいと思います。
陸マイラーに愛されてきたハピタス
陸マイラーでハピタスを使っていないという方はおそらくいないのではないでしょうか。
その理由としては、高還元で使いやすいということはもちろんのこと、強力な友達紹介制度である「ハピ友」がその大きな要因となっていました。
ハピ友では、10人以上紹介をすることでステージ4となり、紹介された側の獲得ポイントの30%がダウン報酬として還元されるという制度でした。
また、すべての案件が還元対象ということで、大量のポイントが獲得しやすく、恩恵を受けてきた陸マイラーの方も多数いらっしゃることでしょう。
そんなハピタスですが、この「ハピ友」ともう一つの友達紹介制度である「シェアハピ」が1つとなり、新たな友達紹介制度の「ハピタスフレンド(ハピフレ)」が開始されることが発表されています。
新たな友達紹介制度について
というわけで、この「ハピタスフレンド」について解説していきたいと思います。
陸マイラーの方が、新たな友達紹介制度で最も気になる点というのは、友達紹介のダウン報酬がどうなるのかということではないでしょうか。
これまでの「ハピ友」では、ステージに応じた還元率が定められていましたが、新たな「ハピタスフレンド」ではハピフレスコアというものが用いられます。
このハピフレスコアは、以下のように100段階に分かれており、それに応じた還元率(ハピフレポイント率)が定められています。
「ハピ友」での最大還元率は40%で、「ハピタスフレンド」の最大還元率の45%はそれより高いから、これは朗報!?
と思った方もいるかもしれませんが、そうはいかないようです。
そのカギとなっているのが、ハピフレスコアの算出方法です。
ハピフレスコアは以下の式で算出されると発表されています。
分数は3段になってるし、標準偏差なんて知らないし難しいと思っている方も多いと思いますが、ここで現役理系大学生の出番ではないでしょうか。
例をあげながら、みなさんに分かりやすくどのような計算がされてハピフレスコアが算出されるのかということを解説していきたいと思っています。
まずは、以下のハピフレスコアの算出式の赤枠部分と青枠部分を求めていきます。
AさんからJさんまでの10人がハピタスを紹介しているとしましょう。
AさんからJさんまでの前月の新規紹介登録者数と前月の広告利用者数が以下のようになっていたとすると、赤枠の値、青枠の値はそれぞれAさんの場合、
3-52=-49、1-161=-160というように求められます。
続いて、これらの値を標準偏差で割っていきますが、標準偏差の求め方について解説していきます。
はじめに、標準偏差というのは、データの散らばり具合を示す正の値です。
先ほど、赤枠の値、青枠の値を求めたかと思いますが、これらはAさんからJさんまでの前月の新規紹介登録者数と前月の広告利用者数がそれらの平均値からどれだけ離れているか(散らばっているか)を数値化した値となります。
これらの赤枠、青枠の値を2乗した値の平均をとったものを分散といい、この例の場合、前月の新規紹介登録者数と前月の広告利用者数の分散は、それぞれ5833.2、83692.2となります。
そして、分散の平方根(√(ルート)をとった値)が標準偏差です。
この例の場合、前月の新規紹介登録者数と前月の広告利用者数の標準偏差は、それぞれおよそ76.38(人)、289.3(人)となります。
赤枠の値、青枠の値をそれぞれ前月の新規登録者数と前月の広告利用者数の標準偏差で割った値に50を足し、その2つの値を足して2で割る、つまりその2つの値の平均がハピフレスコアとなります。
参考までに、この例の場合のハピフレスコアは以下のようになります。
この例では、母数が少なすぎるため、実際の場合とはかけ離れたスコアになってしまっていますが、おおむね50前後になっていることがわかるかと思います。
ですが、実際問題、ほとんどの人がハピフレスコア50前後に収束する制度であることは否定ができません。
みなさんは、偏差値という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、このハピフレスコアは、前月の新規登録者数と前月の広告利用者数の偏差値の平均に近いです。
この「近い」というところがポイントとなっているんです。
ハピフレスコアを算出する過程で、「赤枠の値、青枠の値をそれぞれ前月の新規登録者数と前月の広告利用者数の標準偏差で割った値に50を足します。」という部分がありました。
もし、この部分が「赤枠の値、青枠の値をそれぞれ前月の新規登録者数と前月の広告利用者数の標準偏差で割った値を10倍した値に50を足します。」となれば、その人の前月の新規紹介登録者数と前月の広告利用者数の偏差値を求めたことになります。
ハピフレスコアの算出では、偏差値を求めるうちの、この10倍の部分が抜けているため、平均(偏差値・ハピフレスコア50)からのズレが10分の1になります。
つまり、偏差値60の人は、ハピフレスコア51にしかならず、もしダウン報酬が45%のハピフレスコア100を目指すのであれば、偏差値550を目指すということを言っていることになります。
偏差値550なんて聞いたことがありませんよね、テストを受けて偏差値100ですら本当にまれにしか出ないと思いますが、この場合のハピフレスコアも55にしかならないんです。
そのため、ほとんどの人がハピフレスコア50前後に収束することは明白かと思います。
ハピタスのホームページには、何人かのモデルケースがのっていますが、以下のような紹介モンスターでもハピフレスコアは66にしかなりません。
こんなモンスターのような方は少ないと思うため、多くの人がハピフレスコア50前後、ダウン報酬が10%前後となり、これまでのハピ友より少なくなる方がほとんどとなりそうですね。
今後の見通し
以上のように、ハピタスを紹介している方にとっては、おそらくダウン報酬が少なくなるため、改悪といっていいでしょう。
ですが、ハピタスを紹介される側には、獲得できるポイント数が増えるというメリットもあります。
ここからはあくまで推測の話になりますが、近年、ハピタスの案件で獲得できるポイント数は他のポイントサイトに比べ少なくなっているという特徴がありました。
これまでは、ハピタスの場合、ダウン報酬を多かった分、案件で獲得できるポイント数が少なくなっていた面があったと思われます。
このあたりはポイントサイトの仕組みを理解していると容易にわかるかと思います。
ポイントサイトの仕組みを詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
この友達紹介制度の変更により、広告収入のうち、ダウン報酬にまわす分が少なくなるため、今よりも高還元の案件が増えたり、同じ案件でも獲得できるポイント数が増えたりすることが十分考えられるかと思います。
以下のように「ポイント還元率業界最高水準」を謳っているハピタスですので、
ダウン報酬は少なくなるかもしれませんが、改悪ばかりということはないのではないかと考えます。
ハピフレスコア50を維持し、ダウン報酬がすべての案件が対象で10%というのも他のポイントサイトと比べると高いかと思うので、まだまだハピタスの友達紹介制度は強みとしては残るでしょうね。
まとめ
今回は、ハピタスフレンド(ハピフレ)の制度について解説させていただきました。
ハピフレでは、ダウン報酬の最大が45%となり、これまでのハピ友の40%を上回ってはいますが、ダウン報酬の還元率を決めるハピフレスコアの算出方法を見てみると、ほとんどの方がハピフレスコア50前後、ダウン報酬10%前後に収束するとみられ、ハピ友でハピタスの紹介をしてきた方にとっては改悪となるでしょう。
とはいえ、すべての案件がダウン報酬10%ということを考えれば、その水準はまだまだ平均以上でしょう。
また、ポイント還元率業界最高水準を謳っているハピタスですから、ダウン報酬を少なくした分、案件の獲得ポイント数や高還元案件を増やすといった対策を講じてくることも十分に考えられます。
杜くまとハピフレになりたいという心優しき方は以下のバナーからハピタスに登録をお願いしますね(笑)