みなさん、おはこんにちばんは!!
杜くまです。
私自身も2020年にSFC修行を行い、スーパーフライヤーズカードを保有していますが、SFC修行を終え、どのカードに申し込むのがいいのかということで迷いませんか。
今回は、SFCに関して徹底比較を行い、みなさんにとって最適の1枚を見つけていきましょう。
スーパーフライヤーズカード(SFC)に関して
まずはじめに、みなさんよくご存じかとは思いますが、スーパーフライヤーズカード(SFC)に関して軽く触れておきます。
スーパーフライヤーズカードというのは、ANAのプラチナ会員以上になると作ることができるクレジットカードになります。
プラチナ会員をはじめ、ステータスに関する詳しい点に関しては、以下の記事をあわせてお読みくださいね。
ここで、ポイントとしてSFCは1人1枚しか保有することができないということがあります。
そのため、どのカードを保有するのかということが非常に重要になってきます。
スーパーフライヤーズカード徹底比較
そこで、早速ですが、スーパーフライヤーズカード全10種類をカード種別ごとに比較していきましょう。
一般カード
まずは、一般カードです。一般カードは、JCBブランドとVISA/マスターブランドの2種類があります。それぞれを見ていきましょう。
①ANAスーパーフライヤーズカード(JCB)
【基本データ】
年会費:¥11275(本会員)・¥5610(家族会員)
年会費割引:スマリボ登録+年1回の利用(本会員のみ)
割引後年会費:¥9900(本会員)・¥5610(家族会員)
マイル還元率:0.5%(10マイルコース登録で1%)
10マイルコース年間手数料:¥5500
旅行傷害保険:最高5000万円(国内)・なし(海外)
継続ボーナスマイル:2000マイル
マイル積算率:35%
JCBブランドの一般カードに関しては、年会費割引により、維持費が最も安いSFCになります。しかしながら、スマリボに登録すると、毎年の利用額を1万円以下にしなければ手間がかかります。
そのため、毎年の利用額が1万円を超える方は、VISA/マスターブランドの方がよいでしょう。
②ANAスーパーフライヤーズカード(VISA/マスター)
【基本データ】
年会費:¥11275(本会員)・¥5610(家族会員)
年会費割引:マイ・ペイすリボ登録+年1回以上のリボ払い手数料支払い
割引後年会費:¥10202(本会員)・¥5032(家族会員)
マイル還元率:0.5~0.8%(10マイルコース登録で1~1.3%)
10マイルコース年間手数料:¥6600
旅行傷害保険:最高5000万円(国内)・なし(海外)
継続ボーナスマイル:2000マイル
マイル積算率:35%
VISA/マスターブランドの一般カードに関しては、マイ・ペイすリボを活用することで、お得に利用することができます。
家族カードも保有することを考えると、JCBブランドよりも安く維持することができますね。
しかしながら、10マイルコースで利用したい場合、年会費+10マイルコース年間手数料として考えた場合、ゴールドカードの年会費の方が安くなるため、そのあたりに注意しましょう。
ゴールドカード
続いては、ゴールドカードです。ゴールドカードには、JCB、VISA/マスター、ダイナース、アメリカン・エキスプレスの4種類があります。
ゴールドカードと一括りにされていますが、この4種類のうち、前者の2種類は安価で万人向け、後者の2種類は高価で一部の方向けと分かれてきます。
それぞれを見ていきましょう。
③ANAスーパーフライヤーズゴールドカード(JCB)
【基本データ】
年会費:¥16500(本会員)・¥8250(家族会員)
年会費割引:スマリボ登録+年1回の利用(本会員のみ)
割引後年会費:¥11500(本会員)・¥8250(家族会員)
マイル還元率:1%
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高5000万円(海外)
継続ボーナスマイル:2000マイル
マイル積算率:40%
JCBブランドのゴールドカードに関しては、割引後の年会費もVISA/マスターブランドと同額になります。
しかしながら、スマリボによる年会費割引を利用するためには、毎月の利用額を1万円以下にする必要があり、また、マイル還元率もVISA/マスターブランドに分があるため、あまり作るメリットはないかもしれません。
④ANAスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA/マスター)
【基本データ】
年会費:¥16500(本会員)・¥8250(家族会員)
年会費割引:マイ・ペイすリボ登録+年1回以上のリボ払い手数料支払い
割引後年会費:¥12650(本会員)・¥6600(家族会員)
マイル還元率:1~1.3%
旅行傷害保険:最高5000万円(国内)・最高5000万円(海外)
継続ボーナスマイル:2000マイル
マイル積算率:40%
VISA/マスターブランドのゴールドカードに関しては、おそらく最も多くの方が作るべきコスパに優れた1枚であるでしょう。
マイ・ペイすリボの活用により、マイル還元率も1.3%になりますし、年会費も一般カードと大差はありません。
というよりも、一般カードの10マイルコース年間手数料を考えると、このゴールドカードの方が安いという逆転現象も起こっています。
そのため、とりあえずこの1枚で様子を見るということもありでしょう。
⑤ANAダイナーススーパーフライヤーズカード
【基本データ】
年会費:¥30800(本会員)・¥11550(家族会員)
年会費割引:なし
マイル還元率:1%
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高1億円(海外)
継続ボーナスマイル:2000マイル
マイル積算率:40%
ダイナースに関しては、カード名称に「ゴールド」がありませんが、ゴールドカードに分類されます。
これまでの2枚に比べ、年会費が非常に高いですよね。このカードは、有効期限なくマイルを貯められるSFCの中で最も維持費の安いカードとなっています。
しかしながら、マイル還元率は1%となっており、一般的なカードと同様であるため、ダイナースに思い入れがある方やダイナースクラブのサービスを魅力的に感じる方以外にはあまりおすすめできません。
もし、有効期限なくマイルを貯めたいだけの場合は、SFC一般またはゴールド(VISA/マスター)〈サブカード〉+ANAアメリカン・エキスプレス・カード〈メインカード〉という組み合わせが最も維持費は安くなりますよ。
⑥ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カード
【基本データ】
年会費:¥34100(本会員)・¥17050(家族会員)
年会費割引:なし
マイル還元率:1%(ANAグループの利用は2%)
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高500万円(海外)
継続ボーナスマイル:2000マイル
マイル積算率:40%
アメックスに関しては、ゴールドカードの中で最も年会費が高くなっています。
ANAグループでの利用の還元率が2倍となっているため、ANAの航空券をよく購入し、かつ、この1枚しかANAマイルを貯めるカードを持つ気がないという方にはおすすめの1枚かもしれませんね。
プレミアムカード
最後は、プレミアムカードになります。プレミアムという言葉の通り、最上級のカードとなっています。このプレミアムカードには、JCB、VISA、ダイナース、アメリカン・エキスプレスの4種類があります。
それぞれを見ていきましょう。
⑦ANA JCBスーパーフライヤーズカードプレミアム
年会費:¥77000(本会員)・¥4400(家族会員)
年会費割引:なし
マイル還元率:1.3%~1.45%
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高1億円(海外)
入会・継続ボーナスマイル:10000マイル
マイル積算率:50%
JCBブランドに関しては、年会費の最も安いプレミアムカードになっています。カードを利用すると、1000円で2ポイント(うち1ポイントはボーナスポイント)を獲得できます。
このボーナスポイントは、通常、1ポイント=3マイルという交換になり、全体の還元率は、1+0.3=1.3%となります。
しかしながら、ソラチカカードを保有し、ボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルという交換を行うことで、1ポイント=4.5マイルという交換が可能になり、還元率を1+0.45=1.45%まで上げることが可能なので利用しましょう。
⑧ANAダイナーススーパーフライヤーズプレミアムカード
年会費:¥170500(本会員)・無料(家族会員)
年会費割引:なし
マイル還元率:1.5%(ANAグループの利用は2.5%)
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高1億円(海外)
入会・継続ボーナスマイル:10000マイル
マイル積算率:50%
ダイナースに関しては、SFCの中で最も年会費の高いカードとなっています。
しかしながら、マイル還元率は、JCBやこの後出てくるVISAと変わらないため、このカードが最適となる方は、ほんの一握りとなるでしょう。
⑨ANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカード
年会費:¥88000(本会員)・¥4400(家族会員)
年会費割引:なし
マイル還元率:1.5~1.8%
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高1億円(海外)
入会・継続ボーナスマイル:10000マイル
マイル積算率:50%
VISAに関しては、SFCの中で最もマイル還元率を高くすることができるカードとなっています。
マイル還元率は、マイ・ペイすリボを活用することで、1.8%というとてつもなく高い数字となります。
とはいえ、年会費も非常に高いので、申し込むべき人は富裕層の一握りの方になるでしょう。
⑩ANAアメリカン・エキスプレス・スーパーフライヤーズ・プレミアム・カード
年会費:¥165000(本会員)・無料(家族会員)
年会費割引:なし
マイル還元率:1%(ANAグループの利用は2.5%)
旅行傷害保険:最高1億円(国内)・最高1億円(海外)
入会・継続ボーナスマイル:10000マイル
マイル積算率:50%
アメックスに関しては、ダイナースと同様に非常に年会費が高いですね。
それにも関わらず、通常のマイル還元率は一般カードレベルの1%という残念な数字です。
このカードに申し込むほどの利用額のある方なら、マイル還元率を考えた場合、ダイナースの方がお得になるのではないでしょうか。
あなたに最適な1枚はどれか
ここまで、それぞれのカードの基本データを示し、簡単に解説をさせていただきました。
では、この中から、みなさんに最適の1枚はどのカードになるのでしょうか。
この最適解を出していただくために、エクセルを駆使し、計算上であなたに最適な1枚を算出させていただきました。
なお、この計算では、1マイル=1.5円の価値があると仮定し、それぞれのカードの還元率は、幅がある場合、最高還元率(VISA/マスターのゴールドカードの場合は1.3%といったイメージ)という条件で行いました。
それでは、あなたにとってのSFCの最適解を以下のフローチャートで導き出してみてください。
なお、最後の番号は上でカードについて解説した際の番号に対応しています。
どうだったでしょうか、おそらく多くの方が、④のANAスーパーフライヤーズゴールドカード(VISA/マスター)に着地したのではないでしょうか。
なお、①・②のカードに着地した方は、5マイルコースでカードを利用しましょうね。
これを参考にして、1枚しか保有できないSFCを選んでいただければ、おそらく最もお得に有効活用できることでしょう。
まとめ
今回は、スーパーフライヤーズカード(SFC)はどのカードを発行するのがおすすめなのかということで、カード1枚1枚について基本データを踏まえた上で解説させていただきました。
また、みなさんに最適な1枚を導き出すためのフローチャートに関しても公開させていただきました。
今回の内容を参考にしていただき、みなさんにとって最適な1枚を保有することによって、最もお得にSFCを有効活用できると思いますよ。
スーパーフライヤーズカードの解説とっても分かりやすかったです!参考にさせていただきます!
ご感想ありがとうございます。
この記事はかなりの時間をかけて書いたので、そういっていただけると非常にうれしい限りです。
今後も役立つ情報を提供できるように努力していきます。